XMトレーディングは怪しいFX業者なのか?
金融庁が発行するライセンスを取得してるのかも含めて徹底解説します。
海外FX業者でも最も有名なXMトレーディングで口座開設しようと考えている人で怪しいかもと思っている人必見。
国内業者は安全で海外の業者は怪しいという考えは間違っていますよ。
金融庁発行のライセンス取得状況やグループの規模を知ることで、XMトレーディングが安全なFX業者だということがわかります。
目次
XMトレーディングは金融庁発行のライセンスを取得している
残念ながらこれは日本の話ではありません。
XMトレーディングは日本の金融庁には無登録業者として認識されており、金融商品取引法に従っていません。
その理由は簡単で日本が閉鎖的な市場で、レバレッジは最大で25倍。
金融庁の天下りなどを受けないと、日本での許認可がスムーズに行われず、世界的に見ればそれがマイナスになるから。
でもちゃんとライセンスは取得しています。
日本向けのサービスを行っているのは、TradexFin limitedというセーシェル諸島で証券ディーラーライセンス番号SD010を取得している会社。
参照:XMトレーディング
アジア圏のサービスを提供するためにセーシェル金融庁の発行するライセンスを取得していますので、怪しい会社ではありません。
セーシェル金融庁のライセンスの信頼性は?
ライセンスを取得しているとはいえ、セーシェル諸島ってどこにあるの?という疑問を感じますよね。
セーシェル諸島はインド洋に浮かぶ115の島々からなる島国で、イギリス連邦加盟国のひとつ。
金融庁の発行するライセンスの信頼性で言えば、そこまで高いと言えません。
信頼性が高くないので信頼できないのか?
そう感じるかもしれませんが、2019年まで日本向けのサービスを行っていたのはキプロス本社が取得していたキプロスライセンス。
XMトレーディング社内のルール変更で、現在はセーシェルライセンスになっていますが、世界的に信頼できるライセンスも取得しているのでそこまで不安はないと思います。

XMトレーディングの金融ライセンスの取得状況と運営会社は?
日本向けにはセーシェル諸島で発行されたライセンスを元に運営されていますが、世界的には異なります。
XMトレーディングのグループ会社の情報をまとめると、
会社名 | 取得ライセンス | ライセンス発行国 |
Trading Point Holdings Ltd (本社) | キプロス証券取引委員会(CySEC) | キプロス共和国 |
Trading Point of Financial Instruments UK ltd(EU) | 英国金融行動監視機構(FCA) | イギリス |
Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) | オーストラリア |
Tradexfin Limited (日本) | セーシェル証券ディーラーライセンス | セーシェル共和国 |
グループ企業が世界的にも信頼性の高いキプロスやFCA発行のライセンスを取得しています。
XMトレーディングの運営基本がそういった信頼性の高いライセンス。
日本向けはセーシェル諸島が発行するライセンスしか取得していませんが、世界基準の運営が行われているので安心でしょう。
キプロス金融ライセンスは世界最高の安心感がある!
現在、日本向けに利用されていないキプロス金融庁発行のライセンスは、厳格な基準で運営されていることで有名です。
投資家に対する徹底した補償制度があり、
- キプロス金融庁発行のライセンス登録をするためには投資家補償基金(ICF)への加盟が必須。
- ICFに登録しているFX会社が倒産した場合、最大2万ユーロ(約250万円)までの補償が行われます。
万が一の事を考えた時に、このようにしっかりとした補償が行われるのは、非常にメリットがありますよね。
なぜ2019年まで日本向けにサービスを提供できていたのに、現在はできなくなったのか?
XMトレーディングが日本向けにキプロスライセンスを提供しなくなった理由は?
ここから先は私の推測でしかありません。
XMトレーディングとすれば、少しでも良い条件を提供することで、より多くの日本人投資家を確保したいところ。
わざわざ信頼性の低いセーシェル諸島発行のライセンスに変更する理由はありません。
あくまでも推測ですが、日本の金融庁がキプロス金融庁に何かしらの圧力をかけたのでしょう。
数年前にオーストラリア金融庁にも日本政府の圧力がかかり、日本人向けのサービスの提供を停止させましたよね。
それと同じことがキプロスでも起こってしまった。
XMトレーディングは仕方がなく、日本向けのサービスをセーシェル諸島発行のライセンスに切り替えたのでしょう。
日本の金融庁からすれば日本人は日本のFX業者で取引をしてもらい、国内に税金を収めて欲しいと考えているはず。
そのために圧力をかけてどうにかできるところはどんどん変更させる。
投資家からすれば非常に残念な状態ですが、世界的にもこういった流れを止めることはできません。
XMトレーディングは怪しいFX業者の記事まとめ
この記事ではXMトレーディングは怪しい会社なのか?金融庁発行のライセンスを取得しているのかということについて解説してきました。
- XMトレーディングが日本向けに取得しているのはセーシェル諸島の金融庁発行のライセンス
- グループ企業ではキプロスライセンスや英国金融行動監視機構(FCA)発行ライセンスを取得している
- 日本向けも以前はキプロスライセンスだったが、現在は仕方がなきセーシェル発行ライセンスになっている
- XMトレーディングの基準はキプロスライセンスなど世界的にも厳格なもので運営されている
セーシェルライセンス自体の信頼性はそこまで高くないです。
しかし世界的なFX業者なので、どのライセンスを取得していても最も厳格な基準に合わせた運営を行っているはず。
セーシェル諸島だから、日本向けのサービスに手を抜くこともなく、多くの日本人に愛用されているのでXMトレーディングは安全だと思いますよ。
